脳力

健康生活のアイデア

脳力と健康



脳力を高める方法

脳の健康を考えると、栄養や睡眠、運動
といったものが不可欠。

ここでは、脳の健康だけでなく、脳力を高め、
鍛える方法を考えてみます。

皆さんの脳力を高めるご参考に。

脳にいい運動とは
体を鍛えることは、血行をよくします。ということは脳も体の一部ですから、脳の血行もよくなります。
しかし、それだけではありません。体からの刺激自体が、それに対応する脳の部分を刺激することになります。たとえば足の裏の刺激とか、指からの刺激などです。

運動なら、どれでも効果が同じかというとそうではありません。脳にいい運動というものがあります。
それは太い筋肉を使った運動のほうが脳の刺激になる、ということ。脳への情報の強さは筋肉の太さに比例するのです。人間の体の中でもっとも太い筋肉は大腿筋(太ももの筋肉)。足腰には全身の
筋肉の7割が集まっています。

ですから、座った運動よりも、ウォーキングやジョギングなどの、足腰の筋肉をふんだんに使った運動こそが脳の機能を高めるのです。

ウォーキングが脳の健康にいいのは、それだけが理由ではありません。歩いていると、どんどん景色が移り変わり、流れていきます。このことは大脳新皮質を刺激することに。歩いていると、いろんな音や匂い 、風を肌で感じ、振動を感じます。とにかく脳を刺激するものでいっぱい。
このことから、脳を刺激するのなら、室内の運動よりも、屋外のウォーキングのほうがいいということになります。

また、歩いていると、さまざまなアイデアが生まれやすいといわれます。昔の哲学者や詩人は歩き
ながら思索をしていたのは有名な話。体を使いながら、頭も使うということですね。

勉強で難問に突き当たったりしたら、ちょっと机から離れてウォーキングをすれば、頭のなかが整理
されて解けるかもしれません。

脳と指の関係
人間は物をつかむことによって武器を使うことを覚えました。指を使ってつかむ、という行為が脳を発達させたのです。このことは今でも 変わりません。指をよく動かすことが脳を鍛えるのです。
昔はおはじき、ビー玉、あや取り、折り紙、裁縫・・・などなど指を使ったものが生活の中にありました。今で言えば、パソコンのブラインドタッチになるかな・・・?

ピアノも指を使いますから、脳を鍛えるのにはたいへん有効です。そのほか、指を使う楽器も同様。
大脳新皮質の運動野には顔や手をコントロールする神経細胞の数が、圧倒的に多いといわれています。このことは、よく噛んだり、指をよ く動かすということが、いかに脳にとって刺激になるかということです。

脳によって体を鍛える
体による運動は脳によい影響を与えますが、脳の力が体にもよい影響を与えます。スポーツでは
イメージトレーニングとして取り入れられています。このときリラックスして描いたイメージのほうが
脳に刻まれるといいます。

脳には4つの相(状態)があります。正常相、均等相、逆説相、睡眠相です。
正常相は強い刺激に対して強く反応し、弱い刺激には弱い反応を示す状態。つまり、交感神経が
活発の普段の状態です。
均等相は、強い刺激に対しても、弱い刺激に対しても、同じような反応を示す状態。
逆説相は、強い刺激に対しては弱く反応し、弱い刺激に対しては強い反応を示す状態。
睡眠相は、強い刺激にも弱い刺激にも、どちらにも反応を示さない、眠っている状態。

むかし、ある学者が犬に対して実験を行いました。
ある刺激を与えると、それが強いほど比例して強い反応を示します。ところが、さらに 同様の刺激を
続けていくと、均等相に入り、刺激に強弱をつけても同じような反応しか示さなくなります。犬も疲れてきたのでしょうか?
さらに懲りずにつづけると、強い刺激に対しては弱く反応し、弱い刺激に対しては強く反応するという、不思議な状態に・・・。
さらに刺激し続けると、とうとう、どんな刺激にも反応しなくなったそうです。つまり、眠ってしまったわけですね。

三番目の状態は逆説相といい、正常相とはまったく逆の状態です。逆説相は睡眠に入る一歩手前の状態ですが、完全に眠ってもいない状態。

このときはアルファ波が支配しており、非常にリラックスしています。このときは強い刺激に対しては
弱い反応しか示さず、暗示のような 弱い刺激に対して強い反応を示します。催眠状態ですね。

この逆説相のときにイメージトレーニングをすることが、脳に強い反応を引き起こし、刻み込むことになります。難しいことはありません。イスにゆったり座るか横たわるかして目を閉じ、リラックスするだけ。

そのほか、仕事が波に乗ってきたときとか、何かに熱中しているときというのは、逆説相の状態に
なり、そのことだけに集中しています。
このときは脳の一部分だけが活発に働くことにより、他の脳の働きは抑制されることになります。
こういうときは、周りで大きな音がしても気づかないということがあるでしょう。

あるいは、寝入りばな、寝起きというのも、頭がよく働く逆説相のとき。
そういう時というのは、普段できないような鳥瞰的なものの考え方ができます。よく考えもまとまり、
いいアイデア が浮かんできたりします。

さらに火事場の馬鹿力ということばがあります。人間の体はとてつもない力を秘めているのです。
常に筋力を生理的限界まで発揮し続けて いたら、筋断裂などが起こったり、筋肉が疲れ果ててしまいます。そこで脳が筋肉にブレーキをかけて、極限まで筋力を出さないようにな っているのです。これも筋肉を守るためのシステム。

ところが、命にもかかわるイザというときに、そういった脳のブレーキが取り払われて、とてつもない力を発揮するわけです。普段から筋力を鍛えているアスリートでも80〜90%が限界で、まだ余力が
残されています。

人間の脳と体にはこのような関係があります。中国には硬気功といって体を鉄のように硬くして、
レンガを割ったりする人もいますが、こ ういった人たちも、訓練によって脳の可能性を引き出して、常に出来るようにしているからです。中国拳法の発頸なども、筋力というより 、こういったイメージや脳の力を考えれば、不可能ではないのかもしれませんね。

考える習慣
頭を健康にするには、頭を鍛えることです。頭を鍛えるには、頭そのものを使うのが効果的。頭をよく
するには本をたくさん読んだり、一 つのテーマを深く考えたり・・・。でも、眠くなってくるという人も。

ですから何かを考える場合も、自分に興味のあることについて深く考えてみてはどうでしょうか?
料理だったら、この食材はどういったルートで ここまで届いたのかしら?とか。どういった人たちが汗水たらして作っているのだろうか?とか。つまり想像の範疇でいいのです。いろいろ思い巡らすことが、脳を活性化させることになります。

文章を書く
ものを書くことも脳を活性化させます。書こうとすれば、とにかくいろいろ読むし、図書館へ調べに
行ったり、本を買ってきたり・・・。
それに書こうとすれば、まずある程度考えをまとめなければなりません。書くときに手 や指も使いますが、これも脳に刺激をあたえます。パソコンでも一緒。ブラインドタッチの動きは脳を活性化させます。

読書のススメ
読書は脳を活性化させ、耕すことになります。テレビだと一方通行で、こちらは受け取るのみです。
実際テレビをボーッと見ているときというのは脳が働いていないそうです。私は普段、ほとんどテレビを見ていません。パソコンが多いですね。でもパソコンは自分の意思で調べたり出来ますよね。それに文字を読みます。このことは脳を活性化させます。でも、配信されてくる映像ばかり観ていてはダメ
ですけどね。

読書は能動的な作業です。目も動かすし、集中力が必要です。分からない箇所は考えたりします。
何といっても著者との対話です。

読書は、それ自体が脳を鍛える訓練材料ですが、中身からもいろいろなものを得られます。ときには人生観や生き方にまでも影響を及ぼしたりします。
読書といっても、参考書だけでなく、歴史小説とかもいいですね。視野が広がりますし。

読書で気をつける点は、悪書を読まないということ。悪書はあなたの判断力を鈍らせるだけですよ。
良書というのは、読んだ後に爽やかな充実感が心に広がり、視野が広くなったような感じになる本。
ですから、ぜひ良書を選んで読んでいただきたいですね。




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