不眠症対策〜寝付けない夜にTOP > 不眠解消の方法とは? > 不眠に効くツボとは?

不眠に効くツボについて

 

不眠に効くツボはあるのでしょうか?

ここを押せば、かならず眠れるというツボは存在しませんが、緊張がほぐれてくることによって眠気をもよおすツボはあると思います。

私もかつて眠れないときに、合谷(ごうこく)という手の甲のツボを押したとたん、眠気がわいてきた経験があります。もちろん、完全に昼夜が逆転して体温リズムがずれていると、不眠のツボを指圧したからといって、眠れるとは限りません。

不眠に効くツボは、生活リズムが整った上で(自転周期と合致した上で)活用したときに、はじめて効果を発揮するものだと考えています。睡眠ホルモンのメラトニンが分泌されていて、眠気は感じているけれども、脳が興奮して眠れないときに不眠のツボは有効ということです。

不眠のツボを押すことによって、自律神経が整い、血行がよくなります。
さらに不眠症に効くツボを指圧すると、鎮静作用・催眠作用が、ある程度、期待できます。もちろんハルシオンやアモバン、マイスリーのような即効性のある睡眠薬と比べれば、微々たるものでしょう。

不眠のツボ指圧は、体が疲れて眠りを要求しているのに、どうしても頭の回転が止まらずに目がさえているときに、とくに有効です。しっかりと他の不眠症対策を行なったうえで、「寝る前の仕上げ」として不眠のツボ押しは役立ちます。これを習慣化して睡眠儀式にすれば、条件反射によって、よりいっそう効果的です。

不眠に効くツボには、いろいろありますが、ここではその中から、いくつかをご紹介します。

  • 安眠のツボ
  • 頭部のツボ
  • 労宮のツボ
  • 合谷のツボ
  • 湧泉のツボ

安眠のツボ

これは耳の後ろにある不眠のツボです。
ただし耳の後ろといっても、乳様突起を中心に、へこんでいる箇所がたくさんあります。インターネットで調べても様々で、厳密な位置がつかみづらいといえます。

ですから耳の後ろをまんべんなく指圧することで、安眠のツボを自然に押している状態になります。耳の後ろ側を人差し指、中指、薬指の3本で軽く押すといいと思います。不眠症の症状がある人は、耳の後ろが硬く凝っているといわれています。

頭部のツボ

頭部に不眠のツボがあるというよりも、頭皮の血行が悪いと脳の血行不良につながります。そのためヘッドマッサージによって、頭皮や頭のツボを指圧することによって、リラックスにつながります。

両手の5本の指を使って、ヘッドマッサージしましょう。
これも安眠のツボのように、全体的にまんべんなく指圧することによって、知らずうちに頭部のいろいろなツボを指圧することになります。頭部のツボ指圧と頭皮のコリの解消が目的です。

労宮(ろうきゅう)のツボ

労宮は手のひらにある不眠症解消のツボです。
手のひらの中央より、やや上部にあります。「足の裏の湧泉」の手のひら版です。頭脳線のちょうど中央部にあります。そのほかの見つけ方としては、指を軽く折りたたんだときに、中指と薬指の先のちょうど中央部にあります。

この不眠のツボは、反対の手の親指を使って、指がある方向に押し上げるようにすることがコツです。手のひらに対して垂直に押すのではなくて、やや上の方に押す感じですね。

労宮の労とは「疲労」を表し、宮とは「集まる」ことを意味します。
つまり労宮とは、全身の疲労が集まる箇所という意味です。この不眠のツボを指圧することによって、今日一日の疲れを取る効果が期待できるのです。疲れすぎて、目が冴えてしまっているときなどに有効です。

合谷(ごうこく)のツボ

合谷は手の甲にある不眠に効くツボです。
人差し指と親指の骨の合流地点から、やや人差し指寄りにあります。骨の凹みがありますが、反対の親指を使って、もぐりこませるようにして指圧します。かなり力がいると思いますが、押される方の手は、力を抜くことがコツです。押される方の手に力を入れると、筋肉がツボを隠してしまうからです。手はだらんと脱力して指圧しましょう。

合谷は不眠症のツボとして有効なだけではなく、じつにさまざまな効果が知られています。そのため万能ツボと呼ばれているほどです。もっとも脳に刺激が届くつぼであり、頭部の疾患によく効きます。にきび、鼻炎、蓄膿症、ものもらい、中耳炎、近視、老眼、眼病、痴呆症などなど。不眠症対策に有効なのも、脳に作用するからです。

そのほか大腸を調整して、便秘を解消したり、痛み止めの効果もあります。
中国では、合谷に鍼を打って、麻酔にしているほどよく効くのです。ですから歯痛や生理痛、頭痛、関節痛で寝付けないときには、合谷を揉むとよいわけですね。
不眠症対策にお試しください。

湧泉(ゆうせん)のツボ

湧泉は、足の裏にある不眠のツボです。
手のひらの労宮に対応する箇所にあります。位置は足裏の中央部よりも、やや上。足指を反らせたとき、くぼみができますが、骨の下に指をもぐりこませるようにして指圧します。片手の親指では力が足りないときは、両手の親指を重ねて押すと、力を加えやすくなります。

足の裏には、自律神経が集まっています。
足全体が反射区となっていて、押した箇所の臓器の調子を整えることで知られています。湧泉以外では、足の親指は、脳下垂体につながっているので、寝る前に押すと、成長ホルモンの分泌を促すかもしれません。親指の付け根は首筋と関係しているので、寝違えや肩こりで寝つきにくいときにオススメです。

睡眠薬を必要としない不眠症対策
>> 不眠症で悩まずにぐっすりと眠る方法

  ( 不眠解消サプリはこちら